「寝ている間、赤ちゃんの様子が気になってしまう…」産後の夜に寄り添う。カメラとセンサーで見守りをサポートするCuboAiという選択肢
赤ちゃんが無事に生まれ、退院して自宅での生活が始まった産後の夜。「ちゃんと眠れているだろうか」「顔に布団がかかっていないだろうか」と気になり、何度も赤ちゃんの様子を確認してしまうママも少なくありません。
産後ケアの訪問指導や育児相談でも、寝ている間の赤ちゃんの様子について、不安を打ち明けられることがあります。 そんなとき、助産師が見守りをサポートするテクノロジーについて正しく知っておくことは、ママの不安や負担を考えるうえで、ひとつの手札になります。
今回、じょさんしnavi編集部の谷口和代(助産師20年目)と、代表の柏村沙希(助産師9年目)が取材したのは、スマートベビーモニター「CuboAi」を開発した雲云テクノロジー株式会社です。 EC担当のSunny Chen(サニー・チェン)さんとマーケティング担当の菊地美幸(きくち・みゆき)さんに、CuboAiが生まれた背景や機能、助産師がお母さんへ伝える際に知っておきたいことを伺いました。
一人の母親の産後の経験から生まれたCuboAi
取材の冒頭、実機を見てまず目に留まったのが、白い小鳥のデザインでした。 このデザインは、単に見た目の可愛らしさだけで決められたものではありません。CuboAiの開発の出発点には、創業者で現CEOのJoanna(ジョアンナ・リン)さん自身の産後の経験がありました。
ジョアンナさんは6回に及ぶ不妊治療を経て、待望の赤ちゃんを授かりました。しかし出産後、「夜中に赤ちゃんに何か異変があるのではないか」という強い不安を抱え、産後うつに苦しんだといいます。 医師の助言を得て徐々に回復していく中で、自分と同じように、夜間の見守りへの不安から眠れずにいるお母さんが周囲にもいることに気づきました。
「テクノロジーの力で、ママやパパに安心と休息を届けたい」
その想いから、ジョアンナさん夫妻、台湾のAI専門チーム、小児科医、ハードウェアとソフトウェアの技術者が集まり、CuboAiの開発がスタートしました。
開発にあたって重視したのは、実際に子育てをしているママやパパの声です。 158人への深掘りインタビューと、台湾やアメリカで8,000件に及ぶ意識調査を実施。赤ちゃんに幸運と幸せをもたらす象徴として選ばれた白い小鳥のデザインも、候補の中からユーザーの投票や声をもとに形づくられました。
「安全・睡眠・健康」を1台で。CuboAiの3つの機能
ベビーモニターを検討するママから、「他のベビーモニターとは何が違うの?」と聞かれることもあるかもしれません。
CuboAiは、「安全・睡眠・健康」の3つの領域をサポートする設計になっており、マットレス下に設置する非接触のベビーセンサーパッドを組み合わせることで、微動パターン検知機能も利用できます。
見守りをサポートする機能
- AIカメラによる口鼻 の 覆われ検知や寝返りアラート
- 設定した危険エリアへの侵入を検知
- アラート発生時にはアプリへ通知し、その瞬間の様子を動画や画像とともに自動で記録
寝ている間に顔に布団がかかっていないか、うつ伏せになって息苦しくなっていないかは、夜中に何度も確認したくなるほど心配なポイントです。CuboAiは高画質なカメラとAIで赤ちゃんの様子を見守り、顔が覆われたり寝返りを打ったりした瞬間を検知して、すぐにスマホへ知らせてくれます。さらに、泣き声や危険なエリアへの近づき、小さな体の動きまでしっかり見守ってくれます。夜中に何度も起き上がって確認しに行く不安や負担を減らし、ママやパパが安心して休める環境をつくる心強い味方です。
睡眠を知る機能
- 泣いた時間、咳、動き、目を開けた瞬間、親が見守りに来た時間などを記録する睡眠分析レポート
- フロアスタンドに内蔵している温湿度センサーによる室温・湿度の記録
- 睡眠リズムや環境を振り返り、家族に合った睡眠ルーティンを考える際にも活用できる
谷口:「睡眠分析レポートは、ママたちが普段の生活の中でどのように活用されているのでしょうか?」
菊地さんからは、睡眠分析レポートを見ることで、赤ちゃんがどんな状況のときによく眠れているのかを確認し、その環境を整える際に活用されていると教えていただきました。
また、赤ちゃんが目を開けたときや動いたときなども記録され、睡眠の様子を動画とともに医師へ見せることもできるそうです。
健康を記録する機能
- AIカメラによる赤ちゃんの身長測定
- 咳をAIが検知すると、20秒間の動画を自動で録画してアプリへ通知
菊地さんからは、咳の様子が動画として残ることで、受診時に医師へ見せることもできるという活用方法も教えていただきました。
言葉だけでは伝えづらい赤ちゃんの様子を記録として残せることも、育児の中での活用方法のひとつです。
カメラと非接触センサーパッド、それぞれの役割は?
「カメラだけで十分?」「病院のセンサーとは何が違う?」 助産師がママから聞かれたときに説明できるよう、それぞれの役割も知っておきたいところです。
AIカメラは2.5K QHDのレンズを搭載し、赤ちゃんの寝返りや顔が覆われた状態などを、映像から見守る役割を持っています。 一方、センサーパッドはマットレスの下に設置し、圧力センサーと微振動センサーによって、赤ちゃんの小さな体の動きを検知します。

谷口:「CuboAiのセンサーはどのような仕組みなのですか?」
サニーさん:「CuboAiのセンサーパッドは、圧力センサーと微振動センサーを搭載していて、マットレスの下から赤ちゃんの小さな動きをキャッチします。赤ちゃんの体には直接触れない非接触型です」
体に直接装着しないため、赤ちゃんの肌に機器が触れたり、コードが引っかかったりする心配がないことも特徴です。
一方で、助産師がママへ伝えるうえで、重要な注意点もあります。
サニーさん:「このセンサーは医療機器ではありません。SIDS(乳幼児突然死症候群)を予防するものではなく、呼吸そのものを直接測っているわけでもありません」
センサーが検知しているのは、圧力や微振動による赤ちゃんの「体の動き」です。 また、マットレスの厚さなど、正しく使用するための設置条件を守ることも大切です。
CuboAiはカメラとセンサーパッドの両方を組み合わせて使えることが特徴で、その分、価格は高めに設定されています。価格だけでなく、カメラとセンサーそれぞれの役割を知ったうえで、家庭に合った選択肢かどうかを考えることも大切です。
助産師だからこそ伝えたい、使用上の注意点
見守り機器をママへ紹介する際には、できることだけではなく、「できないこと」も正しく伝える必要があります。 特に押さえておきたいのは、次の3点です。
- 医療機器ではない
- SIDSを防止・予防するものではない
- 呼吸そのものを直接測定しているわけではない
そしてもうひとつ大切なのが、CuboAiをはじめとする見守りテクノロジーは、保護者の見守りそのものに代わるものではないということです。 「これがあれば見なくても大丈夫」ではなく、赤ちゃんを見守る保護者をサポートするための道具として捉えることが大切です
【現場で使える】こんな相談を受けたとき、どう伝える?
ここでは、助産師としての専門的な強みや関わりを特に活かせる、代表的な2つの場面に絞り、構造を分かりやすく整理して紹介します。
産後の不安や疲労から、夜間にゆっくり休めていないとき
産後ケア訪問や育児相談の中で、ママから「赤ちゃんが心配で、ぐっすり眠ることができないんです」と相談を受けることがあります。そんなママの張り詰めた気持ちを直接受け止め、プレッシャーを和らげるように寄り添うことは、助産師だからこそできる関わりのひとつです。
- 助産師としての関わり方のポイント ママが一人で抱え込んでいる責任感を受け止め、まずは毎日頑張っていることを労います。そのうえで、ママ自身の休養も赤ちゃんの安全を守ることと同じくらい大切であることを伝え、テクノロジーに頼る許可をそっと手渡します。
【現場で使える声かけ例】
夜、赤ちゃんが寝たあとも気になって、何度も確認してしまうことがありますよね。毎日本当によく頑張っていらっしゃいます。 CuboAiも、開発したママ自身が産後に見守りへの強い不安を経験したことから、同じ悩みを持つ人を救いたいと生まれたそうです。 全部を自分だけで見守ろうとせず、こうしたテクノロジーを見守りのサポートとして頼ることで、ママ自身が目を閉じて身体を休める時間を作ってみるのも一つの方法ですよ。
寝返りの兆候が見え始め、夜間の安全面での心配が増えてきたとき
生後3〜4ヶ月頃から身体をひねり始め、生後5〜6ヶ月頃にかけて寝返りをするようになる場面です。 寝返り防止や安全な睡眠環境について助産師として発達の支援を伝えるとともに、見守り機器であるカメラとセンサーの具体的な強みを自然に提案できる最適なタイミングです。
- 助産師としての関わり方のポイント 赤ちゃんの成長に伴う安全面のリアルな悩みに共感します。そのうえで、カメラによる顔覆われや寝返りの検知、そしてマットレスの下から見守る非接触センサーの役割が、夜間の不安を軽減する具体的な手札になることを説明します。
【現場で使える声かけ例】
最近少しずつ身体を動かすようになって、寝返りでうつ伏せになったときの夜の様子も気になりますよね。 CuboAiには、顔が覆われたり、寝返りを検知したりしたときにスマートフォンへ知らせる機能があります。 また、マットレスの下に敷くセンサーが、赤ちゃんの小さな身体の動きを直接触れずに検知してくれます。 夜間の見守りをサポートする心強い選択肢として、こうしたテクノロジーを取り入れてみるのも方法ですよ。
まとめ:見守りの選択肢を知り、お母さんの不安に寄り添う
CuboAiは、カメラと非接触センサーパッドを組み合わせ、赤ちゃんの見守りや睡眠、日々の記録をサポートするスマートベビーモニターです。 一方で、医療機器ではなく、SIDSを予防するものでも、呼吸そのものを直接測定するものでもありません。
サニーさんは、テクノロジーはママやパパの代わりになるものではなく、親御さんのプレッシャーを和らげることを目指していると話します。
助産師が商品の機能だけでなく、「できること」と「できないこと」の両方を正しく理解しておくことで、赤ちゃんの見守りに不安を感じているママへ、必要に応じて選択肢を伝えることができます。
ママが一人で抱え込まず、自分自身が休むためにテクノロジーの力を借りる。そんな選択肢があることを知っておくことも、これからの育児支援に活かせる知識のひとつではないでしょうか。
▼CuboAi(キューボエーアイ)詳細情報はこちら 🔗

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