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転職・就活
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2025

助産師が転職を決意した瞬間|現役助産師が語るリアルな理由と体験談

  • じょさんしcareer
  • 助産師の転職
  • 経験談
SUMMARY
この記事でわかること
この記事では、助産師が転職を考えるきっかけとなった悩みや問題点に焦点を当て、実際の体験談を通じてその理由を深堀りしています。 転職を考えている助産師が、自分に合った職場を見つけるためのヒントにもなるリアルな情報がここにあります。

みなさんは今の職場に満足していますか?
助産師として日々働く中で、「このまま働き続けられないかも。」と転職を決意する瞬間が訪れたことはないですか?

過酷な勤務環境や人間関係のストレス、キャリアの行き詰まりなど、さまざまな理由から転職を考える助産師は少なくありません
しかし、転職には不安や迷いも伴います。
ここでは、現役助産師が転職を決意したリアルな体験談を紹介します。

より良い職場選びとは何か?これから転職を考えている助産師の参考になるような内容をお届けします。



1. 医師や上司との関係性に関する悩み

医療現場では、チーム医療が基本となります。
しかし、時として医者と助産師、上司と部下という縦社会の関係性に歪みが生じることもあります。
特に深刻なのが、医師との方針の違いや上司からの理不尽な要求です。

医師との関係性

危険な分娩方針
「待てるのに会陰切開をして分娩に持っていく」など不必要な医療介入があったり、ハイリスク妊産婦の周産期病院への紹介・搬送など処置の遅れは仕事をする上で不安が募ります。
安心安全なケアを提供できないという葛藤が生まれます

高圧的な態度
「マニュアル通りに通常のルーチン業務を行っているのに突然、何でこんなことするんだ!と怒り出した時」緊急時以外でも、スタッフルームから病室まで響き渡るような威圧的な言動はスタッフが萎縮してしまいます。
日常的にあるとストレスが大きくなりますよね。

妊婦さんへの対応
十分な説明なしで処置を行って不安にさせたり、感情的な言動で妊産婦さんを混乱させ、いつも妊産婦さんや家族へのフォローが必要になることも。


上司との関係性

妊娠・結婚への圧力
「妊娠するなら転職して、と暗黙の圧力をかけられた」妊娠したスタッフに厳しくなる、結婚すると「今はまだ妊娠しないでね」、妊娠すると「復帰後も夜勤するよね」など世間で言われるマタハラを受けた助産師がいるのも事実
出産を取り扱っている医療現場なのに、こんな対応をされるのは悲しいですよね。
スタッフの確保が大変なのも分かりますが、それにしても本当に産婦人科なのかと耳を疑いたくなる場面です。

家庭との両立
「仕事と家庭、どちらが大切なの?」と詰め寄られたり、「子供が自分の病院に入院したら、そこから仕事に来れないか?と言われた」など、母親としての気持ちを全く理解してもらえず、心が折れてしまいそうになります。

専門性の否定
「看護部長から、結局助産師って何する人なの?それは教育した看護師じゃダメなの?と言われた」や、「分娩進行中がいるのに、リリーフを頼まれる」など助産師の専門性や出産に係る必要なスタッフとその重症度、緊急性を他部署や管理職からなかなか理解してもらえないことがあります。

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2. スタッフ間の人間関係の歪み

医療現場特有の階層的な人間関係の歪みも、精神的ダメージが大きいです。

職場の人間関係

派閥の形成
「気に入られた人とそうでない人で対応が変わる」「ついさっきまで仲良く話してた人達が5分後には違う人にお互いの悪口を言っていた。」など仕事のために表面的な会話はするけれど、あとで文句や陰口を叩いていたり、愚痴が充満している職場は気持ち良く仕事が出来ないですよね。

新人教育の歪み
「教育という名目で過度に責められている」ベテラン助産師からの指導は必要です。
でも、それが個人攻撃になったり、感情的な叱責になったりすると、学びの機会が失われ、新人助産師も相談したくても出来なくなったりと悪循環を生みます。




3. 給与体系と勤務体制の問題

命を預かる重要な職種であるにも関わらず、待遇面での不満は根強く存在しています。

待遇面の課題

残業代未払いの実態:
「看護研究を準夜終わりに日勤が来るまでやってた…」委員会活動や看護研究は日々の業務が終わってからすることがほとんど。
でも残業代がつくことはなく、業務が増えるのみなのでモチベーションも上げられない。進んでやる人は0%に近いのが現実。

地域格差
「同じ仕事なのに病院により2倍以上の差、給料と見合ってない」「違う職場の同期の給料を聞いて絶望」など、お金が全てではないけど、責任持って同じ仕事しているのに給与に大きな差があると愕然としてしまいますね。

有給休暇の消化率
「退職時に有給が消化できない。」「希望で有給をとれない。」など本来労働者の権利である有給を看護体制の影響もあり、自分の思い通りに取得出来ないといった現状もあります。
毎年、十数日の有給を捨てている人も多いのではないでしょうか。

時短勤務者の待遇
「時短は残業代が出ないのに残業せざるを得ない。」時短で合っても、業務負担が軽くなることは少なく、逆に短い時間で業務を終わらせなければならず、ハードルが高くなります。

勤務体制の問題点

過酷な勤務シフト
「夜勤明けの次の日も日勤です」「二交代で6回夜勤してます」など不規則な職業とは言え、過酷なシフト勤務をしている助産師も。
きちんと体調を整えられるシフトを組んでもらえない病院は、将来の自分の健康を考えると害する恐れもあり心配になりますよね。
夜間に働く健康リスクや業務量を考慮してほしいです。

休憩時間の確保
「昼食を取る時間すらない日々で、先輩が1週間昼休憩なしで働き、休日出勤もしてるのを見て、自分もこうなるのは無理と思った」休憩なしで働き続けることは労働基準法にも反します
そこまで自分を犠牲にして働くべきなのか考えてしまいます。

育児との両立
「保育園の送迎に対応できないシフト」「子育てしながら週5日勤フルタイム。土日の休み子どもがいて休めないし、疲労で動けず八つ当たり…」保育園の送迎時間に従って、仕事に間に合うように送って、仕事して、急いで迎えに行って、そして休む暇なく家事、、、そんな日々に疲労困憊になる瞬間は、本当は毎日かもしれません。

希望休の制限
希望休は限られているため、スタッフが足りなかったり、他のスタッフと希望が重なればイベントや子どもの行事に参加できない時も。働く意味を考えます。





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4. 理想と現実のギャップ

助産師として大切にしたいケアが実現できない環境は、モチベーション低下の大きな要因となっています。

助産業務に関する課題

分娩介助件数の不足
「毎年新卒が入ってくる、学生もくる、年間30件程度では技術が身につかない…」分娩介助技術を磨きたいけれど、少子化や新人・助産学生のために思うように分娩介助に当たれないことも最近は多いです。

混合病棟のジレンマ
「助産師なのに助産業務やらせてもらえない、他科との混合病棟や外来の応援業務をする総合病院で、助産師の仕事が軽視されていると感じた時。」総合病院でも産科単科での経営は困難なため、他科の患者のケアなど産科以外の業務が中心になりがちです。
助産師として、働きたいのに働けないというジレンマが起こります。

方針との不一致
「過度な母乳育児推進による弊害BFHで、母乳を推しすぎて赤ちゃんの体重減少率16%…赤ちゃんに優しくない…。」
自分の助産観と合わない病院は、ケアをしている自分も辛くなってきますね。





まとめ

いかがでしたか。「こんなことあるんだ!私の職場はいいところかも」と思える方もいれば、「私もそう!これもそう!」といった内容もあったかもしれません。

各項目の具体例を通じて、自身の状況を客観的に見つめ直すきっかけになれば幸いです。いずれにしても、助産師として「自分らしい助産ケア」を実現できる環境・職場を見つけることが、長く働き続けるための重要なポイントとなります。

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