【あなたは何位?】2024年都道府県別助産師の年収ランキング!
今回は、2024年度・都道府県別にランキング形式で助産師の平均年収や、月収、賞与など比較してみました。地域によっては、回答数が少なく比較するデータ数が少ないところもあるため、同条件での比較にはならないことをご了承ください。あくまでも参考値としてご覧ください。
助産師の全国平均 年収・月給・賞与
2024年に発表された「令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況(厚生労働省)」によると、助産師の平均年収は約566.9万円で、平均給与は39.5万円/月、平均賞与は91.9万円/年という結果となりました。
2023年度 都道府県別助産師の年収ランキング
都道府 県 | 平均年収 | 平均月給 | 平均賞与 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 平均残業時間 |
1位岡山県 | ¥825万 | ¥55万 | ¥165万 | 49.5歳 | 9.5年 | 3時間 |
2位鹿児島県 | ¥704万 | ¥45万 | ¥153万 | 50.5歳 | 26.5年 | 31時間 |
3位青森県 | ¥702万 | ¥51万 | ¥79万 | 49.8歳 | 12.2年 | 8時間 |
4位北海道 | ¥692万 | ¥47万 | ¥126万 | 42.8歳 | 7.4年 | 9時間 |
5位栃木県 | ¥692万 | ¥45万 | ¥49万 | 40.8歳 | 13.2年 | 9時間 |
6位東京都 | ¥675万 | ¥46万 | ¥116万 | 49.9歳 | 15.2年 | 11時間 |
7位三重県 | ¥674万 | ¥46万 | ¥119万 | 35.3歳 | 12.9年 | 5時間 |
8位岩手県 | ¥673万 | ¥43万 | ¥153万 | 48.9歳 | 21.8年 | 2時間 |
9位福島県 | ¥658万 | ¥41万 | ¥160万 | 53歳 | 12.8年 | 9時間 |
10位千葉県 | ¥638万 | ¥44万 | ¥102万 | 50.2歳 | 11.7年 | 5時間 |
11位奈良県 | ¥628万 | ¥43万 | ¥103万 | 35.8歳 | 8.1年 | 9時間 |
12位岐阜県 | ¥612万 | ¥40万 | ¥122万 | 35.1歳 | 12.2年 | 15時間 |
13位石川県 | ¥612万 | ¥39万 | ¥133万 | 33.5歳 | 9年 | 13時間 |
14位愛媛県 | ¥606万 | ¥40万 | ¥118万 | 35.5歳 | 12.8年 | 16時間 |
15位高知県 | ¥603万 | ¥39万 | ¥130万 | 48.2歳 | 17.4年 | 5時間 |
16位秋田県 | ¥602万 | ¥39万 | ¥133万 | 39.2歳 | 16.3年 | 3時間 |
17位埼玉県 | ¥597万 | ¥39万 | ¥117万 | 32.3歳 | 7.5年 | 5時間 |
18位宮城県 | ¥585万 | ¥39万 | ¥110万 | 41.4歳 | 15.8年 | 5時間 |
19位山梨県 | ¥585万 | ¥40万 | ¥97万 | 31.9歳 | 4.9年 | 51時間 |
20位京都府 | ¥577万 | ¥38万 | ¥118万 | 42.5歳 | 19.5年 | 6時間 |
21位広島県 | ¥576万 | ¥37万 | ¥124万 | 40.5歳 | 4.5年 | 8時間 |
22位愛知県 | ¥575万 | ¥43万 | ¥53万 | 37.5歳 | 3.1年 | 5時間 |
全国平均 | ¥566万 | ¥39万 | ¥91万 | 40.5歳 | 9.3年 | 6時間 |
23位福岡県 | ¥551万 | ¥38万 | ¥85万 | 44.6歳 | 9.9年 | 6時間 |
24位静岡県 | ¥547万 | ¥40万 | ¥58万 | 41.2歳 | 6.8年 | 1時間 |
25位大分県 | ¥541万 | ¥35万 | ¥116万 | 32.8歳 | 6.5年 | 32時間 |
26位大阪府 | ¥539万 | ¥36万 | ¥102万 | 35.8歳 | 10年 | 6時間 |
27位長崎県 | ¥537万 | ¥39万 | ¥60万 | 44.9歳 | 8.4年 | 1時間 |
28位島根県 | ¥529万 | ¥35万 | ¥101万 | 37.6歳 | 12.7年 | 6時間 |
29位 新潟県 | ¥529万 | ¥35万 | ¥100万 | 43.6歳 | 15.6年 | 5時間 |
30位富山県 | ¥520万 | ¥36万 | ¥78万 | 42.5歳 | 9.8年 | 9時間 |
31位群馬県 | ¥519万 | ¥35万 | ¥99万 | 37.2歳 | 8.5年 | 7時間 |
32位茨城県 | ¥519万 | ¥38万 | ¥60万 | 36.5歳 | 7.3年 | 7時間 |
33位香川県 | ¥518万 | ¥36万 | ¥86万 | 38.2歳 | 6.3年 | 5時間 |
34位神奈川県 | ¥502万 | ¥36万 | ¥64万 | 27.8歳 | 3.2年 | 6時間 |
35位福井県 | ¥484万 | ¥33万 | ¥88万 | 27.2歳 | 3.9年 | 7時間 |
36位佐賀県 | ¥484万 | ¥33万 | ¥83万 | 47.5歳 | 14.9年 | 4時間 |
37位熊本県 | ¥482万 | ¥31万 | ¥101万 | 26.5歳 | 3.5年 | 4時間 |
38位長野県 | ¥479万 | ¥34万 | ¥63万 | 33歳 | 3.8年 | 7時間 |
39位山口県 | ¥479万 | ¥33万 | ¥76万 | 31歳 | 6.8年 | 4時間 |
40位滋賀県 | ¥479万 | ¥32万 | ¥90万 | 31.5歳 | 9.5年 | 3時間 |
41位兵庫県 | ¥474万 | ¥33万 | ¥77万 | 33.7歳 | 6.9年 | 8時間 |
42位沖縄県 | ¥464万 | ¥33万 | ¥64万 | 33.7歳 | 2.4年 | 2時間 |
43位山形県 | ¥441万 | ¥31万 | ¥68万 | 41.5歳 | 6.3年 | 3時間 |
44位和歌山県 | ¥408万 | ¥30万 | ¥45万 | 31.8歳 | 3.3年 | 4時間 |
45位宮崎県 | ¥391万 | ¥30万 | ¥25万 | 24.9歳 | 0.9年 | 13時間 |
46位徳島県 | ¥376万 | ¥26万 | ¥53万 | 32歳 | 9年 | 5時間 |
注意1:データが不十分な都道府県があります。
注意2:鳥取県は回答数が0人のため、ランキングから外しています。
注意3:1万の位以降は切り捨てて表記しています。
この結果から、1位の岡山県とワースト1位の徳島県を比較すると、平均年収に約449万円の差がありました。
年収の年別推移
「令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況(厚生労働省)」では、2023年度における助産師の平均年収は約566.9万円で、前年度(2022年度)と比べると約17万円の減少となっています。これは、平均賞与の減少(約105.7万円→約91.9万円)が影響していると考えられます。
年 | 平均年収 | 平均月給 | 平均賞与 |
2024年(2023年度) | ¥566.9万 | ¥39.5万 | ¥91.9万 |
2023年(2022年度) | ¥584.2万 | ¥39.8万 | ¥105.7 |
2022年(2021年度) | ¥553.8万 | ¥38.7万 | ¥88.7万 |
2021年(2020年度) | ¥569.9万 | ¥38.4万 | ¥108.1万 |
年代別(経験年数別)給与の比較
「令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況(厚生労働省)」によると、助産師の平均年収は年齢が上がるにつれて増加する傾向にあります。20歳~24歳の助産師は平均年収約401.9万円で、50歳~54歳で平均年収は最高金額の約684.5万円になり、年代別による年収の差は約282.5万円です。平均月給と平均賞与も同じように、助産師の経験・年齢が増すにつれて上昇し、特に50歳代で顕著となっています。
年齢 | 平均年収 | 平均月給 | 平均賞与 | 平均残業時間 |
20歳~24歳 | ¥401.9万 | ¥29.7万 | ¥44.8万 | 7時間 |
25歳~29歳 | ¥513.1万 | ¥36.0万 | ¥81.0万 | 6時間 |
30歳~34歳 | ¥517.9万 | ¥37.2万 | ¥71.4万 | 6時間 |
35歳~39歳 | ¥573.5万 | ¥40.3万 | ¥89.4万 | 5時間 |
40歳~44歳 | ¥570.2万 | ¥39.6万 | ¥94.3万 | 8時間 |
45歳~49歳 | ¥612.8万 | ¥43.1万 | ¥95.3万 | 6時間 |
50歳~54歳 | ¥684.5万 | ¥46.8万 | ¥122.2万 | 9時間 |
55歳~59歳 | ¥662.1万 | ¥44.2万 | ¥131.0万 | 4時間 |
60歳~64歳 | ¥604.9万 | ¥40.7万 | ¥116.4万 | 5時間 |
70歳以上歳 | ¥376.3万 | ¥26.3万 | ¥60.0万 | 0時間 |
助産師の手当一覧
- 資格手当 助産師の資格を持っていることによる手当。あるところとないところがあるようです。助産師の資格を評価してくれるところはありがたいし、頑張れそうです。
- 職務手当 助産師としての職務を遂行するために支給される手当。分娩介助手当や、母体搬送のコーディネーター手当もここに入ってきます。分娩介助手当は、分娩1件あたりに対して支払われる手当。分娩介助した助産師だけに支払われるところと、その勤務時間帯にいたスタッフに対して支払われるところがあるようです。母体搬送のコーディネーター手当は、コーディネーターとして母体搬送を受けている助産師に支給されます。
- 業績手当 業績目標達成や成績優秀者に支給される手当。
- 資格取得手当 新たな資格を取得した際に支給される手当。
- 夜勤手当・当直手当 これはどこの病院にもあります。準夜・深夜勤1回あたり5〜6千円が平均、準夜勤+深夜勤で1〜1.2万円の手当のところが多いということになります。
- オンコール手当 これは分娩や夜間の緊急手術などのときに呼び出されると支給される手当。それぞれの施設で差があります。
- 残業手当・勤務時間外手当 残業をした場合に支給される手当。残業代をきちんともらえるところと、申請しないともらえないところがあります。
- 住宅手当 勤務地が遠方で引越しを伴う場合や、家賃補助として支給される手当。支給されるところと支給されないところがあるそうです。
- 家族手当 扶養家族がいる場合に支給される手当。
- 通勤手当 通勤にかかる交通費を補助する手当。
- 特別手当 特定の理由により支給される手当。
これらの手当は企業や組織によって異なる場合があります。助産師の給料は基本給と合わせて、これらの手当が含まれています。
助産師が今よりも給料を上げる方法
- 経験を積む より豊富な経験を積むことで自身のスキルや知識を高めることができます。経験豊富な助産師は高い評価を受けやすいため、給料を上げる可能性が高まりやすいと考えられます。
- 専門スキルの習得 新たな専門スキルや資格を取得することで、自身の価値を高めることができるでしょう。特定の専門領域に特化することで、需要が高まり、給料を上げることができる可能性があります。
- 職務遂行の成績向上 業務を円滑に遂行し、成績を上げることが給料アップのポイントとなります。処置や診療の質向上に努めることで、信頼感や評価を高めることができると考えられます。看護部長や副部長、看護師長や主任などの役職に就いて、職場全体が円滑になるように業務改善などに努めることも大切になってきます。
- 資格取得 新たな資格を取得することで、自身のスキルや知識の幅を広げることができます。資格取得によって給料をアップできる場合があります。
- 勉強会や研修への参加 最新の情報や技術を習得するために、勉強会や研修への積極的な参加が重要です。専門知識やスキルの向上に繋がり、給料アップにつながる可能性があります。
- 転職 他の施設や病院への転職を検討することで、給料をアップさせることができる場合があります。求人情報を定期的に確認して、自身のキャリアアップや給料アップを目指すことも重要になってきます。自身の価値を高めることができます。
助産師の給料は他の看護職と比べて高い?低い?
助産師は、看護師や保健師といった他の看護職に比べ、給与や平均年収が高い傾向があります。資格を多く保有し、より専門的な知識と技術を提供できる点が主な理由です。
加えて、助産師の給与にはさまざまな手当がつくため、必然的に給与が高くなります。ただ、食事取れない・休憩取れない・勤務時間内一度も椅子に座れない・何時にお産があるかわからない・一晩中妊婦さんの背中や腰をさすっている・緊急手術がある・気の休まる時間がない…この責任の重さに対して頂けるお給料が妥当か否か、の判断は大事になってきます。
助産師の平均年収ランキングと合わせて、助産師のお給料をあげるためにはどのような手段があるかまとめてみました。助産師を目指し、座学・実習・記録とたくさんの辛いことも同じ目標に向かう仲間と共に必死で乗り越え、助産師国家試験に合格して助産師になりました。現場に出れば、たくさん覚えることややるべきことがあり、想像していた助産師像と大きくかけ離れてしまった人もいると思います。
今回は、助産師として勤務している助産師の年収や月給・賞与に着目しましたが、実際助産師の資格を保持していても、産婦人科の施設が無く、看護師として勤務している助産師もいるのではないでしょうか?病院勤務以外にも助産師の活躍する場はたくさんあると思います。分娩施設が無い、お産をする若い女性の人口が少ない、などの理由もあるとは思いますが、助産師は分娩介助以外にも、女性の一生をサポートできる仕事です。助産師という仕事に誇りを持ち、女性に寄り添い、支えられるような存在にいつまでもいたいと思います。
それだけに、もっと助産師の仕事内容に対して高く評価される必要があるように感じます。
あくまでも、得られた票数でのランキングなので、もしかしたら実際はもっと高い年収かもしれ無いですし、低い年収かもしれません。いずれにせよ、助産師の頑張りや努力をしっかり認めてもらえるような場所で、活動をしていきたいです。
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