
【助産師の職場選び】総合病院かクリニックか?助産師の本音を大公開
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助産師の職場選びは、総合病院とクリニックそれぞれに独自の魅力と課題があります。
総合病院は高度な医療設備と充実した教育システム、多職種連携が特徴になります。
一方で、クリニックは密接な患者ケアと助産師としての幅広い裁量が身に付くことが魅力です。
両者の違いを理解し、自身のキャリアゴールに合わせた環境選びが重要となります。
総合病院の特徴
①安全の砦
総合病院は、助産師にとっても究極の安全性が提供されている職場といえます。
なんといっても、緊急時における医療対応が圧倒的に迅速かつ包括的なことが強みです。
緊急帝王切開では麻酔科医や手術部スタッフが、ショック時には救急医が、新生児蘇生では小児科医が即座にサポートできる環境と医療設備があります。
また、どんな妊婦さんであっても大量出血のリスクがあるのが産科です。
いつでも輸血可能な体制は、医療者にとっても大きな安心感につながります。
しかし、患者数が多く、緊急対応が求められる場面も多くあるため、精神的にストレスを感じることもあります。
さらに、大規模な施設では担当する患者が多く、一人一人に十分な時間を割くことが難しい場合があります。
このような点は、仕事に対する負担を感じたり、葛藤が生まれる要因になっています。
②充実の教育システム
総合病院は病院の理念や役割として、人材育成を挙げているケースが多いです。
人材育成の一つとして病院内・病棟内の教育プログラムが整っていることは、新人・若手助産師が一人の助産師として自立していくためにはとても重要です。
教育プログラムがあることで、教育を受ける側も教育する側も客観的な指標のもと評価することができます。
また、助産師の研修は専門的であるため、価格帯も幅広く、学習意欲があっても簡単に受けられる費用ではないことも多いです。
そのため、院外研修の費用補助制度がある総合病院では助産師にとって大きな経済的支援となります。
③安定した待遇
総合病院では、給与や福利厚生が充実しており、社会保険や年金制度などの制度面においても安心です。
また、勤務時間や休日の規定がしっかりしており、プライベートとのバランスを保ちやすい環境が整っています。
しかし、待遇の安定性の裏には、厳格な勤務体制という課題も存在します。
病院勤務は基本的にシフト制です。
正職員は必ず夜勤に入ることが求められるなど、柔軟な働き方には対応していないことが多いです。
年度末にしか退職できない縛りや、退職の申告は半年から1年前に上司に伝えることなどの退職ルールは、キャリアの柔軟性を制限する要因にもなっています。
豊かな休暇制度や良好な待遇は魅力的ですが、同時に組織の硬直的な側面も見受けられます。

クリニックの特徴
1. きめ細やかな患者ケアの実現
クリニックは総合病院とは対照的に、患者さんとの距離が近いことがあります。
妊婦健診から出産後のケアまで一貫して関わることが多いため、信頼関係も構築しやすいです。
クリニックにおいては、より安心感を得られるような、高いコミュニケーション能力も必要です。
家族全体を視野に入れ、個々の妊婦さんのニーズに合わせたきめ細やかな対応ができることは、助産師としてのやりがいにも繋がります。
2. 助産師としての裁量と専門性の向上
クリニックは少人数のチームであるため、一人ひとりの助産師に、より大きな責任と成長の機会が必然と与えられます。
総合病院の様に多くの医師やスタッフが常駐している訳ではないので、正確なアセスメントと確実な助産技術、また緊急時や突発的な事態への対応や判断力が求められます。
しかし、それは助産師としての裁量が広いとも言えます。
また、クリニックでは、妊婦健診からエコー、保健指導、分娩介助といった幅広い業務を通じて、より包括的な役割を担うこともできます。
助産師としての知識と実践を、直接的に統合できる環境と言えるでしょう。
個人経営のクリニックでは、施設によって求められる業務内容に大きな差があり、助産師としての専門性と柔軟性が常に試されます。
助産師として日々スキルアップできるよう自主的で継続的な自己学習能力が必要です。
3. 柔軟な勤務体制
多くのクリニックでは、休暇取得がしやすい、個人の生活スタイルに合わせた勤務調整が可能、育児との両立もしやすいとの声があります。
これは、総合病院に比べて日勤のみやパート勤務など柔軟な勤務形態を採用しているクリニックが多いためです。
しかし、スタッフが少ないため、緊急時や夜間待機をするため精神的・身体的負担は決して軽くはありません。

まとめ
就職や転職を考える際には、勤務体制や待遇、緊急時のバックアップ体制、学習機会、職場の雰囲気や人間関係などを確認することが重要です。
しかし、最終的な選択は、総合病院かクリニックかを問わず、助産師の価値観や成長志向、キャリアデザインに大きく左右されます。
自分自身と向き合い、どんな助産師になりたいのか、何を大切にしたいかをじっくり考えて、キャリアプランに合った選択をができるといいですね。

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