
【助産師なら知っておきたい】敏感肌の赤ちゃんとママに寄り添う「ミノン」とは?
はじめに
退院指導や沐浴指導、産後ケアの現場で、ママから「赤ちゃんのスキンケアはどれを選べばいいですか?」と聞かれることはありませんか? みなさんは、どう答えていますか?
SNSやネットで情報を得る場面が増えた一方で、情報が多すぎて選べなくなり、最後は身近な専門職である助産師に判断を委ねるママも少なくありません。けれど、どの製品も良さそうに見えるなかで、違いを根拠とともに伝えるのは簡単ではないですよね。「どれでも大丈夫だと思いますよ」と答えて、少しもどかしさが残ることもあるのではないでしょうか。
今回取り上げるのは、第一三共ヘルスケアの敏感肌向けスキンケアブランド「ミノン」です。製薬会社がつくるスキンケアとして、「なぜこの処方なのか」を直接聞いてみたいと考え、ブランド担当の蔵本さん(ミノンブランドマネジャー)にお話を伺いました。取材には、助産師歴20年のメンバーも同席しています。
本記事を読めば、ミノンが大切にしている処方の考え方と、ミノンベビー全身シャンプーの工夫、そして沐浴指導や退院指導でそのまま使える「指導トーク」が手に入ります。
ミノンが生まれた理由。化粧品による肌トラブルに悩む女性を救いたいという原点

―ミノンが誕生した背景を教えてください。
「1960年代の日本では、化粧品に配合する成分の安全基準がまだ定まっておらず、化粧品アレルギーによる皮膚トラブルが社会問題になっていました。そこで、肌トラブル対策の鍵は『洗浄』にあることに着目し、弱酸性の固形石けん『ミノン』が誕生しました。」(第一三共ヘルスケア ブランド担当)
製薬会社がつくるということ。自社基準と「3つのNon」へのこだわり
ミノンの製品づくりで印象的だったのは、社内の基準と3つのNonへのこだわりです。
国内で定められた化粧品の原料のルールを守るのは前提として、第一三共ヘルスケアでは、さらに独自の社内ガイドラインを設けています。「化粧品の配合上のルールでは使ってよい成分でも、自社の基準では配合しない」という判断をしている、とのことでした。基準の中身は公開されていませんが、製薬企業として厳しい基準で製品をつくっているという姿勢は、助産師がママに製品の背景を伝えるときの大切な材料になります。
―ブランドとして特に大切にしている考え方は何でしょうか。
「ブランド名の由来にもなっている3つの『Non(ノン)』です。あまり知られていませんが、3つのNonで、”ミノン”です。」(第一三共ヘルスケア ブランド担当)
- Non allergic:アレルギーの原因物質を極力カットする
- Non toxic:低刺激性である
- Non alkaline:弱酸性である
ミノンは、敏感肌を「角質層のバリア機能が、もともとの体質や加齢、気温や湿度といった外部環境、洗いすぎ・こすりすぎといった生活習慣、その時々の体調などの影響で低下し、外部刺激を受けて肌がゆらぎがちになった状態」と捉えています。3つのNonは、そうした肌のことを考えたブランドとしてのこだわりです。
この考え方は、いまもミノンの製品づくりの土台になっています。
家族みんなで使える、ミノンの全身シャンプー
ミノンについて知っておきたいのは、赤ちゃんから大人、高齢の方まで使える、という点です。
―赤ちゃんだけでなく、産後のママや家族も一緒に使いやすいのは、どのような特徴によるものでしょうか。
「赤ちゃんのような肌のバリア機能が未熟な時でも使いやすい処方設計になっておりますので、ママ・パパはもちろん、おじいちゃんおばあちゃん達と一緒にお使いいただくことも多いです。」(第一三共ヘルスケア ブランド担当)
赤ちゃん向けに特化しているというより、0歳から100歳まで、どの年代の肌にも「バリア機能を守る」という考え方は共通している、というのがミノンの姿勢です。
全身シャンプーには、液体の「しっとりタイプ」「さらっとタイプ」と、泡で出てくる「泡タイプ」があります。いずれも植物性アミノ酸系洗浄成分を配合。低刺激性、弱酸性で、アレルギーの原因物質を極力カットしています。違いは、主に洗い上がりと使い勝手です。

ミノン全身シャンプーのラインナップ(全て【医薬部外品】)
- ミノン全身シャンプーしっとりタイプ:しっとりとした洗い上がり。懐かしい石けん系の香り(微香性)
販売名:ミノン全身シャンプー
- ミノン全身シャンプーさらっとタイプ:さっぱりとした洗い上がりで、汗ばむ季節にも使いやすい。さわやかなグリーンティーの香り(微香性)
販売名:ミノン全身シャンプーSc
- ミノン全身シャンプー泡タイプ:しっとりとした洗い上がり。泡で出てくるので、泡立てる手間がかからない。無香料
販売名:ミノン全身シャンプーW
家族で同じ全身シャンプーを使えると、お風呂場に置くボトルを減らせますし、上のお子さんが「同じものを使いたい」とまねをしたがる年齢でも一緒に使えます。ご家庭での続けやすさにつながるポイントです。
赤ちゃんやママ・パパがより使いやすい工夫が施されたミノン ベビー全身シャンプー

家族みんなで使えるミノンのなかで、赤ちゃんとお世話をするママ・パパがより使いやすいように工夫されているのが「ミノンベビー全身シャンプー」です。
―ミノン ベビー全身シャンプーを開発した背景を教えてください。
「敏感肌のお悩みは年齢を問わずですが、その中でもお子さま、とりわけ乳幼児期はバリア機能が未熟なため、大人以上のケアが必要です。そんな赤ちゃんの肌を守りたいという想いから、ミノンベビー全身シャンプーが開発されました。」(第一三共ヘルスケア ブランド担当)
処方は、洗浄成分に植物性アミノ酸系洗浄成分を使い、水を除くとわずか5つの成分でつくられています。ミノンのなかでも、特に成分を絞り込んだシンプルな処方です。
使う場面の工夫も詰まっています。
- 泡で出てくる:しわやくびれの汚れも、片手で洗いやすい
- 泡切れ:泡切れがよく、さっと流せる
- プッシュ:小さな赤ちゃんに合わせてワンプッシュの量を少なめにし、片手でも押しやすくしている
- 香り:無香料
赤ちゃんを片手で支えながら洗う沐浴では、ママ・パパの手元の使いやすさも大切ですよね。使い方は、適量を直接手にとり、軽くなでるように洗ってから、ていねいに洗い流します。髪を洗うときは、髪をよくしめらせてから適量をつけ、頭皮をやさしくマッサージするように洗い、充分にすすぎます。
肌の状態は、赤ちゃん一人ひとり違います。赤みや湿疹など気になる症状が続くときは、製品選びだけで対応しようとせず、医師への相談をすすめることも忘れずに伝えたいですね。
洗うことも保湿ケアのひとつ。泡沐浴と「洗う保湿ケア」
沐浴の方法は、ここ10年ほどで大きく変わってきました。お湯をためて洗う方法やドライテクニックに加えて、ガーゼを使わず泡を手のひらでのせるように洗い、シャワーで流す「泡沐浴(シャワー浴)」を取り入れる病院や自治体が増えています。泡沐浴の広がりとともに、助産師のあいだでも「洗ったあとの保湿」を大切にする考え方が浸透してきました。
ミノンが伝えたいのも、洗うことと保湿を切り離さない考え方です。
―初めてミノンを使う敏感肌の親子には、どの製品から取り入れることをおすすめしますか。
「保湿剤に意識が向きがちですが、ぜひ『洗うケア』も保湿を意識していただきたく、『ミノン全身シャンプー』から取り入れて頂くことをおすすめします。」(第一三共ヘルスケア ブランド担当)
洗ったあとの保湿ケアとしては、全身に広げやすい保湿ミルクなどもそろっています。「洗う」と「塗る」をセットで考えることは、助産師がふだん沐浴指導で伝えている内容とも重なります。
現場で使える!助産師からママ・パパへ、場面別の指導トーク
ミノンを伝えるときも、一つの製品を勧めるのではなく、ママの生活背景や悩みを聞いたうえで、選択肢の一つとして示すことが大切です。
場面①:スキンケア用品の選び方に迷っているママへ(妊娠中〜退院指導)
「たくさんあると迷いますよね。選ぶときは、どんな考え方でつくられているかを見るのも一つの方法ですよ。たとえばミノンは、アレルギーの原因物質を極力カットする、低刺激性、弱酸性という3つのこだわりでつくられているブランドなんです。ご家族の好みや使いやすさも含めて選んで大丈夫なので、気になるものがあれば一緒に比べてみましょうか。」
場面②:沐浴に不安があるママ・パパへ(沐浴指導)
「赤ちゃんを片手で支えながら洗うのは、最初は緊張しますよね。泡で出てくるタイプの全身シャンプーだと、泡立てる手間がないので手元が少し楽になりますよ。ミノンのベビー全身シャンプーは、泡切れがよく、さっと流せるようにつくられています。ガーゼでこすらずに、泡を手のひらでのせるように洗ってみてくださいね。ご家庭で試しながら、使いやすいものを選んでいきましょう。」
場面③:沐浴後の乾燥が気になるママへ(1ヶ月健診・産後ケア)
「生まれてしばらくの赤ちゃんの肌は、乾燥しやすいですよね。スキンケアというと保湿剤に目が向きがちですが、毎日の洗い方も大切なケアの一つなんですよ。こすらずにやさしく洗って、お風呂から上がったら早めに保湿する。この流れをセットで続けてみませんか。赤みや湿疹が気になるときは、遠慮なく相談してくださいね。」
どのトークも、製品を一つに決めるのではなく、選ぶときの視点と毎日のケアの流れを手渡すことを意図しています。
まとめ:選ぶための「根拠」を、ママに渡すために
ミノンを使えば赤ちゃんの肌トラブルが起きない、というものではありません。肌の状態は一人ひとり違い、製品選びはご家庭の好みや使いやすさにも左右されます。
それでも、「なぜこの処方なのか」を作り手の言葉で知っておくことは、「どれがいいですか?」という問いに、根拠をもって選択肢を示すための支えになります。ミノンは、化粧品による肌トラブルに悩む女性のために生まれ、いまも厳しい社内基準を守りながら、赤ちゃんから大人まで使える製品をつくり続けているブランドです。
助産師の一言は、ママの選択に大きく影響します。だからこそ、目の前の赤ちゃんとママの状態をアセスメントし、そのご家庭に合った選択肢を一緒に考えていくこと。それが、私たち助産師の役割ではないでしょうか。
編集後記:作り手の考え方を知ると、伝える言葉が変わる
取材の前に、私もミノンの全身シャンプー(しっとりタイプ・さらっとタイプ)を購入しました。取材で特に印象に残ったのは、「化粧品の配合上のルールでは使用できても、自社の基準では使用しない」という判断を積み重ねてきた、というお話です。製品の背景を知ると、ママに伝える言葉にも自然と根拠がこもるように感じました。みなさんも、ママから「どれがいい?」と聞かれたときの選択肢の一つとして、ミノンの考え方を思い出してみませんか。
【ミノンをもっと知りたい・購入したい方へ】
敏感肌のことを考えた製品づくりを長く続けてきたミノン。詳しく知りたい方は、ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。

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