9
/
8
2025
#
じょさんしcampus

【助産師専用オンラインスクール】23年目のベテラン助産師が語る、学び直しの価値と新しい助産師の可能性|じょさんしcampus産後ケアコース受講生の声

  • 産後ケア
  • 助産師のリスキリング
  • じょさんしcampus
SUMMARY
この記事でわかること
助産師として23年のキャリアを重ねてきたりかさん。豊富な経験を持ちながらも「最新の産後ケアを学びたい」と思い立ち、助産師campusの産後ケアコースを受講しました。夜泣きや頭の形、スキンケアなど、今までの常識が覆される気づきの連続だったそうです。本記事では、ベテラン助産師だからこそ感じた学び直しの価値と、受講を通じて見えてきた新しい助産師像についてお話を伺いました。

受講のきっかけ

じょさんしcampus 柏村

りかさんがじょさんしcampus産後ケアコースを受けようと思った理由を教えてください。

受講生 りかさん

私は、助産師として23年目になります。

新卒で総合病院に入り、NICUや産科病棟で5年半ほど勤務しました。その後は出産で一度現場を離れ、クリニックでの沐浴指導や新生児訪問などを経験しました。ここ5年ほどは病院に戻り、外来から病棟まで幅広く関わっています。

私ごとですが、今年に入って1ヶ月ほど入院する機会がありました。その時に「今の働き方あとどれぐらいできるんだろう。」と考えたんですよね。その時に産後ケアコース※旧HOT PLACEの受講生募集を見つけて出会ってしまって。ぜひ受けてみたいなと思って入会しました。

じょさんしcampus 柏村

受講する前に、特に興味を持った科目はありましたか?

受講生 りかさん

スキンケアやアレルギーですね。正直よく分かっていなかった部分で、「今はどう指導されているんだろう?」と気になっていました。

学びの中での気づき

じょさんしcampus 柏村

実際に受講してみて、印象に残ったことはありますか?

受講生 りかさん

たくさんあります。

例えば「ねんね(睡眠)」です。夜泣きはどうしようもないものだと思っていたんですが、トレーニングで改善できると知って驚きました。
また、頭の形についても「仕方ないもの」と思っていましたが、場合によっては医療介入や助産師のアドバイスで改善できることを学んで、本当に目からウロコでした。

じょさんしcampus 柏村

新しいことを学ぶと、今までの当たり前が覆される瞬間ってありますよね。

受講生 りかさん

そうなんです。泡沐浴やスキンケアも、これまでの常識が大きく変わっているのを実感しました。

仕事での活かし方

じょさんしcampus 柏村

講義の内容は、実際の現場にも役立っていますか?

受講生 りかさん

はい!例えば沐浴指導では、従来のやり方だけでなく「泡沐浴」という最新の方法を紹介したり、保湿剤の適量を実際に示しながら伝えられるようになりました。選択肢を提示するだけでお母さんたちの安心感につながることを実感しています。

授乳に関しても、母乳にこだわり過ぎず、ミルクを希望するお母さんへも柔軟に対応するようになりました。私自身、母乳が出にくかった経験があるので「母乳でなければ」という思い込みが苦しさを生むこともわかります。だからこそ、お母さん自身が納得して選べるように支えることが大切だと改めて感じています。

グループワークの学び

じょさんしcampus 柏村

じょさんしcampusの特徴でもあるグループワークはいかがでしたか?

受講生 りかさん

とても刺激になりました。年代や施設規模、地域が異なる助産師が集まることで、自分のやり方が実は時代遅れだったと気づかされる場面がありましたし、「こんなアプローチもあるんだ」と新しい発見もたくさんありました。そうした気づきによって、引き出しが増えて自分のケアに自信が持てるようになったと思います。

今後の展望

じょさんしcampus 柏村

学び直しを経て、今後どのような助産師を目指したいと考えていますか?

受講生 りかさん

地域のお母さんたちにとって「もう一つの実家」のように頼れる存在になりたいです。今は実母や義母が働いていてサポートを受けにくかったり、関係性が難しい場合もありますよね。そんなときに安心して頼れる場所が必要だと思うんです。困ったときに「りかさんに相談すれば大丈夫」と思ってもらえるような助産師でありたいです。

受講を迷っている方へ伝えたいこと

じょさんしcampus 柏村

最後に、産後ケアコースの受講を迷っている方へメッセージをお願いします。

受講生 りかさん

私はベテランの方にこそおすすめしたいと思っています。今までのやり方が本当に最新なのか、一度立ち止まって確認できるからです。助産師の仕事を続ける以上、常に知識をアップデートしていく必要があります。

例えば昔は「お風呂上がりに白湯を」と言われていましたが、今はそうではないですよね。そんなふうに常識は変わっていきます。だからこそ、経験を積んだ今だからこそ学び直す意味があると思います。


りかさんのお話から伝わってきたのは、どれだけ経験を積んできても「学び直しには新しい気づきがある」ということでした。夜泣きや頭の形、沐浴やスキンケア――かつての常識が、今では大きく変わっている分野も少なくありません。産後のお母さんたちを支えるためには、助産師自身も常にアップデートを続けることが大切だと改めて感じさせられました。

そしてもう一つ印象的だったのは、「地域でお母さんたちにとっての“もう一つの実家”のような存在になりたい」というりかさんご自身の展望です。現代は家族の支援が得にくい中で、助産師の役割はますます広がりを見せています。産後ケアコースは、そうした新しい助産師像を形づくるための大きな一歩になるのではないでしょうか。

じょさんしcampusの産後ケアコースは、この秋からさらにリニューアルして開講予定です。学び続けたい方、自分のキャリアの可能性を広げたい方、そして現場での迷いやもやもやを解消したい方に、ぜひ体験していただきたい内容です。次の一歩を踏み出すきっかけにしていただけたら嬉しいです。

関連のYouTube動画もご覧ください
youtube

【助産師の最新知識】産後ケア事業と産後ケアホテルの違いを現役助産師が解説!

#
産褥期(育児)
    youtube

    【全国のママに産後ケアを!助産師が学べる産後ケア経営】開設から黒字経営成功/民間企業とのコラボ/2人3脚で夢や想いの実現/産後ケアガイドコンサル【zeroplace/島袋創平/浅野志歩】

    #
    開業
      関連の記事も読んでみる
      #
      産後ケア

      産後ケア事業とは?助産師が知っておきたい制度・対象者・事業内容をわかりやすく解説

      • 産後ケア
      • 産後ケア事業
      #
      産後ケア

      【助産師向け】「自然に治る」は間違い?|赤ちゃんの向き癖に潜むリスクと早期ケアの重要性

      • 頭の形
      • 向き癖
      #
      産褥期(育児)

      助産師が知っておきたい断乳の基本|そのままママへ伝えられるタイミング・準備と対応

      • 断乳
      • 卒乳
      #
      産褥期(育児)

      助産師のための“今どき離乳食”入門|補完食としての考え方と便利グッズの選び方

      • 離乳食
      • BLW
      • アレルギー
      #
      産褥期(育児)

      助産師が知っておきたい|0歳児によくある肌トラブル7選と基本ケア

      • 肌トラブル
      • 新生児
      • スキンケア
      #
      産褥期(育児)

      産後ママの心に寄り添うには?|助産師のための産後メンタルケア入門

      • メンタルケア
      • 産後のメンタルヘルス
      • 産後うつ
      関連の記事をもっと読む