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日々の業務に役立つ!助産師が取りたいプラスαの資格15選

  • 資格
  • 専門知識
  • メリット
  • 実践
SUMMARY
この記事でわかること
助産師の多くは病院やクリニック、診療所で働きながら様々な経験を積んでいると思います。助産師として仕事を続けていく中で、課題に直面したりすることはありませんか。もしくは、興味のある分野が出てきたり、専門的な知識を学びたいと考える方もいるでしょう。 課題を解決したり学びを深めるために、助産師がプラスαで資格を取得することはメリットがとても大きいです。
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この記事の目次
  • 不妊領域
  • 妊娠期
  • 産科救急
  • 新生児ケア
  • 産後ケア
  • 育児支援

プラスαで資格を取得することで、日々の業務において自信が持てたり、自分自身の強みとなります。より専門的なケアを行うことができるため、周りからの信頼も厚くなり、モチベーションの向上、継続につながります。資格を取得すると、特殊な事態にも対応できるようになったりと、独自の役割を担えるためやりがいを持つことができます。資格によっては、給料アップの可能性もありますよね。また転職する場合は、転職先で活かせる資格であれば、プラスの評価につながりやすいです。 助産師は開業権を有しているので、取得した資格を活かして独立することも可能です。資格の取得によって、働き方の選択肢も増やすことができるようになりますね。

 今回は、助産師がプラスαで取得したいおすすめの資格を紹介します。6つのカテゴリーに分けて紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

不妊領域

不妊カウンセラー/体外受精コーディネーター

日本不妊カウンセリング学会が主催する認定資格です。不妊で悩んでいる人に対してカウンセリングやケアを行うエキスパートです。特に体外受精コーディネーターでは体外受精や顕微受精などの高度な生殖医療(ART)を受ける人を対象にしています。妊娠出産や不妊に関する適切な情報提供を行い、カップルが最適な不妊治療を選択することが出来るようサポートします。また、心理カウンセリングの技法など精神的なサポートを行うための知識も習得できます。不妊治療においてトップレベルの知識が身に付くので、不妊領域への転職に有利です。

生殖看護認定看護師

日本看護協会から特定分野の看護におけるスペシャリストとして認定された看護師です。不妊症にあるカップルへの必要な情報提供や自己決定支援、精神的支援を専門に行います。他にも生殖医療に関わるスタッフの相談に乗り、必要な情報を提供したり、不妊症看護についての知識の普及を行います。認定看護師の中でも認定者が少ない看護師資格なので、生殖医療に関わっている方は取得することで役割を担うことができ、やりがいを感じられるかもしれません。2020年から不妊症認定看護師から生殖看護認定看護師と名称が変更になりました。

妊娠期

マタニティビクス/マタニティヨガ講師

マタニティフィットネス協会が認定している資格です。女性生理学、マタニティフィットネス理論などを学び、運動のアドバイスやお産に向けての体力アップ、体重コントロール、産後の体型戻しを指導できます。肩こり、便秘、こむらがえりなど妊娠中のマイナートラブルの改善にも効果的です。

妊産婦食アドバイザー

母子栄養協会が認定しています。妊娠時の体重管理、妊娠中に気を付けたい食べ物、妊娠中の栄養指導などを学べます。ニーズに寄り添った具体的なアドバイス方法を知ることもできます。

産科救急

BLS/ACLS

一般的な一次救命処置、二次救命処置の資格です。病院によっては院内研修や新人研修などでプロバイダーを取得できることもあります。

ALSO/JCIMELS/PC3  

妊産婦に起こるショックや突然の心肺停止、急変などいずれも産科に特化した母体救命のための講習です。ALSOならプロバイダーコース、JCIMELSならベーシックコースを受講すると産科救急の基礎やスキルを身に付けることができます。どの講習も全国から参加者が集まって、シナリオをもとに一緒に演習していきます。

JALA

無痛分娩など産科麻酔領域における手技、知識、対策に特化しています。助産師はカテゴリーC,Dの受講を推奨しています。

新生児ケア

新生児集中ケア認定看護師

生殖看護認定看護師と同様、日本看護協会から特定分野の看護におけるスペシャリストとして認定された看護師です。医療的なケアを必要とする赤ちゃんのサインや反応を見逃さず、生理的な安定と成長・発達への個別的なケアの実践を行います。また、家族分離状態にある親子が関係性を築けるように支援していきます。

NCPR

すべての分娩に新生児蘇生法を習得した医療スタッフが新生児の担当者として立ち会うことができる体制の確立を目指した講習です。最近ではNCPRの講習が助産学専攻のカリキュラムに組み込まれている学校が増えてきています。新採用者でもすでにAコ―スを持っている方がこれから増えてくるでしょう。分娩を取り扱う施設で働いていれば、Aコースは必須資格です。インストラクターまで取得すると信頼も厚くなります

産後ケア

産後ケアエキスパート助産師

大阪府助産師会が設けている認定資格で、ハイリスク妊産婦を支援する目的で作られています。患者さんの言葉や考え方に寄り添い、尊重する姿勢を身に付けることができます。アドバンス助産師のフォローアップ研修としての位置づけも目指しています。

産後ケアリスト

日本産後ケア協会による民間資格です。育児や家庭の悩みに寄り添いながら解決していくプロフェッショナルです。ママの不安をこころ、体、家事、育児など多方向から支援します。そのための産後ママとのコミュニケーションも実践的に学ぶことができます。助産師以外でも取得できるので、医療機関以外でも産後ケアセンターやセラピー、サロンの開催などいろいろな働き方で、子育て家族をサポートすることができます。

乳房ケア

乳房ケアには様々な手法がありますが、自分の軸となる乳房ケアをひとつ学んでおくとケアの方針や考えを統一することができます。

〇桶谷式

「母子一体性の理念」を提唱し、人間が持つ本来のリズムを大切にしています。乳房の基底部の伸縮性を良くするマッサージを行うのが特徴です。

〇堤式

「お母さんと赤ちゃんの笑顔のために」をモットーにしています。東洋医学と西洋医学の良い面を取り入れたマッサージ法です。お母さんが心地よく感じる痛みのないマッサージを行い、乳房だけでなく全身から捉えたマッサージと管理をしています。

〇BSケア

「母子に寄り添う癒しの乳房ケア」を根底に、赤ちゃんの母乳吸綴メカニズムに倣って手を動かす痛くない乳房ケアを行っています。そのため、乳房を揉んだり動かしたりする概念はありません。乳房だけでなく心身両面を癒し、看護の基本姿勢であるケアリングの考えを大切にしています。

〇すいな法乳房ケア

すいな法は、なでさする軽く揺らすなどの手技で、押したり、揉んだりはしないやさしい乳房ケアです。痛くなく、中医学を基礎としたマッサージ手技になります。

〇IBCLC(国際認定ラクテ―ションコンサルタント)

母乳育児がうまくいくための支援に必要な一定水準以上の技術・知識・心構えを持つヘルスケア提供者です。予防的なヘルスケアに焦点を当て、セルフケアを促し、意思決定できるよう励ます役割を担います。

育児支援

離乳食、幼児食アドバイザー

母子栄養協会が認定しています。乳幼児の食と身体発達についての正しい知識を持ち、発達段階に合わせた栄養バランスのよい食事を効率良くつくることができるスペシャリストです。調理方法から食べさせ方、アレルギーについてなど食の知識が学べます。また、ベビーフードの取り入れ方や注意点も学ぶことができます。

子育て心理アドバイザー

子どもの育ちと学びから認定される資格です。0から12歳までの子供の成長に合わせて適切な知識やサポート方法が学べます。発達心理学も学ぶことができるので、子供ひとりひとりの個性を伸ばすノウハウも習得できます。子育て中のお母さんの悩みにも適切に答えられます。

思春期保健相談士

日本家族計画協会が認定する資格です。専門的な知識で子供たちの相談に乗ったり、アドバイスをしたり、悩みを抱えている思春期の子供たちをサポートすることができます。

 今回は助産師が取りたいプラスαの資格を紹介しました。気になったり、挑戦してみたい資格はありましたか。自分の興味があることをもっと極めて、実践に活かして強みにしたり、苦手だなと思うところを勉強して克服できると自信に繋がります。妊娠・出産・育児に対する考え方やそれを取り巻く環境は日々変化してきています。それに伴い社会が助産師に求めるニーズも幅広くなってくると思います。

 助産師がより専門性を持って、安全で安心のできるケアを母子に提供できるといいですよね。資格によって取得までにかかる期間や難易度、費用は様々です。気になった資格があったら調べてみてくださいね。自分が歩みたいキャリアプランを計画し、目標を決めてプラスαの資格にチャレンジできるといいですね。

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