
【現役助産師】その知識、古くない?免許更新がない日本だからこそ必要な学びのアップデート
1. 日本の助産師資格は「一度取れば一生」──そのメリットとデメリット
日本の助産師免許は更新制ではありません。一度取れば生涯使うことができ、結婚・出産・育児・介護といったライフイベントを経て現場に戻る助産師も多くいます。「ブランクがあっても戻れる」という安心感は、多くの助産師にとって大きなメリットです。
一方で「戻ったときに自分はちゃんと通用するのだろうか」と不安を感じる方も少なくありません。忙しさに追われて学びが置き去りになった日が、誰にでも一度はあるはずです。
医療の基準は平均3〜5年で変わります。CTGのレベル分類(2010年)、妊娠高血圧症候群の定義変更(2018年)、NCPR(5年毎の改訂)、妊娠糖尿病の診断基準の見直し、産後ケア事業の運営基準など、助産師が扱う領域でも頻繁に改正されています。「ブランクがあっても戻れる」けれど、「新しい知識を学ぶ機会は限られている」のが現状です。新人のうちはプリセプターから教えてもらえても、2〜3年目以降は“誰も教えてくれない時期”に入ります。責任だけが増えていく中で、知識の更新は自分にゆだねられています。

2. 世界では資格更新制が当たり前
海外では助産師は「学び続けること」が資格維持の前提になっています。
● アメリカ
州ごとに制度は異なりますが、2〜3年ごとの免許更新と継続教育(CE)の受講が必須です。更新しないと資格停止となり働けません。
● イギリス(NMC:看護・助産の国家登録機関)
NMCに登録していないと助産師として働けません。3年ごとの更新制で、35時間の継続教育、実務記録、振り返りレポート、同僚との対話(Confirmation)などが義務づけられています。
● オーストラリア
毎年、学習・実務記録の提出が必要で、更新には一定基準を満たす必要があります。
「学び続けることが当たり前」という世界の制度と比べると、日本は“学ばなくても資格が失効しない”世界的には特殊な状況です。つまり日本では、学びの質が完全に個人の努力に依存していると言えます。
3. 助産師の仕事は「変化し続ける医療」の最前線
助産師が扱う領域は医学的にも社会的にも絶えず変化しています。
● 医学的な変化
・妊娠高血圧症候群の基準変更
・妊娠糖尿病の診断基準の見直し
・NCPRガイドラインの改訂
・子宮収縮抑制薬の使用基準
・帝王切開の麻酔管理
ほんの数年前まで“常識”だったことが、いつの間にか通用しなくなる。そんな変化に置いていかれそうになった経験はありませんか?
● 社会的な変化
・高齢妊娠の増加
・不妊治療と多胎妊娠
・外国籍妊婦の増加
・産後うつ・孤立化
・周産期メンタルヘルスへの注目
経験は大切ですが、ローカルルールだけに頼っていると、知らないうちに“最新基準とのズレ”が積み重なります。経験が増えるほど「これで本当に合っている?」という小さな違和感に気づく瞬間が増えていきます。根拠ある判断を続けるには、知識のアップデートが欠かせません。
4. 学びで得られる3つの効果
① 判断の精度が上がる
助産師の判断はグレーゾーンの連続です。
正常か、異常の入口か、医師に報告するのか、最新知識があることで迷いが減り、判断が早くなります。
② ケアの根拠を説明できる
妊産婦さんの価値観が多様化する今、「根拠ある説明」は安心感につながります。
ガイドラインや研究を踏まえてメリット・リスクを伝えられる助産師は、妊産婦さんから信頼を得やすくなるでしょう。
③ キャリアの可能性が広がる
産後ケア、母乳外来、妊婦相談、メンタルヘルス、管理職・教育者など知識のアップデートは静かに未来の扉を開きます。
新しい知識を身につけていくことで助産師として選べる道が増えていきます。
5. 「学びたいのにできない」助産師の現実
多くの助産師が学びたいと願っていても、
・夜勤と生活リズムの乱れ
・人員不足で研修に出られない
・休みの日は疲れて勉強どころではない
・子育てや家事との両立
といった壁にぶつかります。
学びたい気持ちはあるのに、体も心もついてこないと感じることがあります。「本当はもっとできるはずなのに…」と自分を責めてしまう方もいるかもしれません。でもその葛藤はあなたが日々真剣にケアと向き合っている証です。

6. そこで生まれた助産師の学びの場
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・新人〜5年目でも“明日から使える”内容
・コメント・質問で疑問がすぐ解消できる
・グループワークで横のつながりが広がる
・夜勤や育児中でも続けられる設計
・アドバンス助産師「選択研修」として申請可能
誰かと一緒だから続けられる学びがあり、仲間と話すだけで不安がすっと軽くなる瞬間があります。「もう一度学びたい」という気持ちを大切にできる場所です。
助産師が学び続けるべき理由は、医療も社会も常に変化し続けているからです。日本では免許が更新制ではないため、学ばなくても働けてしまうという特殊な状況があります。その結果、知らないうちに知識のギャップが生まれ、ケアの質や医療安全に影響する可能性もあります。
知識を更新することは、助産師としてだけでなく“あなた自身の未来”を守ることにもつながります。学び直しは決して遅くありません。今日の小さな一歩が、数年後のあなたを大きく変えてくれます。
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