「今の職場に不満があるわけじゃないけど、この先このままでいいのか、なんとなく不安がある…」そんな声が、20〜30代の助産師の間では増えています。仕事にやりがいを感じていても、ふとした瞬間に心に浮かぶ疑問。それは決して珍しいことではありません。
多くの助産師が抱える違和感の正体を探ってみると、主に以下のような不安が見えてきます。
キャリアの停滞感
・「毎日同じルーティンの繰り返し。このままでスキルアップできるのかな?」
・「経験年数だけ増えているけど、中身は伴ってない気がする。」
・「先輩を見ていると、5年後・10年後の自分の姿が想像できない。」
ライフイベントとの両立不安
・「結婚する時は、今の職場退職しないといけないな。」
・「結婚して、子供が出来ても今の働き方で大丈夫?時短勤務だったらやっていける?」
・「子育てしながらフルタイムで夜勤は限界かも。」
・「夫が転勤族だから、転勤する度に働く場所あるかな?」
体力的・精神的限界への不安
・「夜勤で働くのは向いてない気がして、体力的にきつい。」
・「責任の重さにプレッシャーを感じる。」
・「燃え尽きる前に、何か変化が必要かも。」
これらの不安は、多くの助産師が通る道です。「今すぐ何とかしなければ!」と、焦る必要はありませんが、将来に向けてどんな選択肢があるのかを知っておくことで、キャリア設計する上で心に余裕が生まれるはずです。
ライフステージ別のよくある働き方への悩み
パートナーとの生活を始めたり、結婚した時
・夜勤があるため、パートナーとの生活リズムが合わない
・家事の分担が難しい
・休日が不規則で、一緒に過ごす時間が取れない
妊娠・出産を控えている時
・妊娠中も仕事を続けられるか、夜勤を免除してもらえるか心配
・仕事が大変なので、切迫早産にならないか不安
・育休・時短制度を使えるか、使用した場合きちんと帰れるのか
転勤・引越しをする時
・転居先で働ける場所があるか分からない
・新しい職場での人間関係が心配
・退職せずに済む方法があるか知りたい
職場の選択肢
外来専門、保健センター、産科クリニック、訪問看護、保育園看護師、子育て支援センター
夜勤がなく、土日休みで規則正しい勤務時間のため生活リズムが整いやすく、体への負担が少ないです。小規模なのでアットホームであったり、融通が利く職場も多いです。保健センターや保育園看護師など公立の機関は、公務員待遇を受けることができます。
全国展開の医療グループ、訪問看護ステーション、公的病院
系列の病院や訪問看護ステーションへの移動が可能な場合もあります。産休や育休制度など福利厚生が整っている施設も多いです。
派遣・紹介会社・非常勤勤務
全国にあり、転居先でもスムーズに転職サポートを受けられます。体調や生活状況に合わせて勤務時間や働く場所を調整、選択することが可能です。
開業
居住する場所に関係なく仕事ができます。自分のペースで仕事ができるので、プライベートも両立しやすいです
助産師の働く場所は、病院だけではありません。産科クリニック、助産院、産後ケア施設、保健センター、訪問看護、保育園など、活躍の場は多岐にわたります。
助産師の資格と経験があれば、職場が変わってもスキルは確実に活かせます。むしろ、異なる環境で働くことで、新たな視点や技術を身につけられる可能性があります。「転職=キャリアダウン」ではなく、「転職=キャリアアップ」の機会と捉えることができます。
「限界まで頑張る」よりも、「無理のない範囲で長く働く」ことが、助産師としてのキャリアを継続する秘訣です。早めに働き方を見直すことで、燃え尽きることなく、長期的にやりがいを感じながら働けるでしょう。
結婚を機に転職エージェントを活用した助産師Aさん
「夫とは遠距離だったので、結婚と同時に職場を退職することになりました。転居先には知り合いもおらず、病院の情報などは全然わからなかったので、退職前に転職エージェントに相談して、就職先を探しました。今後の妊娠出産を踏まえて、福利厚生の整った病院を探していることを伝えて、おかげさまで引越し前に転職先が決りました。不安だった転職活動も、プロのサポートがあったおかげでスムーズに進みました。」
子育てのため、クリニックでパート勤務している助産師Bさん
「総合病院で日勤のみで働いていましたが、忙しくて残業も多く、帰ってからも家事に追われて大変な日々が続いていました。夫や子供たちからも『ママ、最近疲れてるね』と言われることもありました。もう少しゆっくりと働いて、帰ってからも子供達との時間を大事にしたかったので、思い切ってクリニックのパート勤務に変わりました。今までよりゆっくりママや赤ちゃんたちと関わることができるし、パートで早く帰れるようになったので生活にもゆとりが出ました。給与は少し下がったけど、ストレスが減り、QOLは確実に上がりました。」
子育てのため保育園看護師に転職した助産師Cさん
「総合病院で出産後も何とか夜勤をしていましたが、子供が小学生になるといよいよ夜勤も難しくなりました。夜勤をしないとパート勤務になるのですが、同じ仕事をしてるのに給与が下がるのは、納得できなくて…。でも、子供の学費などまだまだこれから大変になるので、平日の日勤の職場を探していて、今の保育園看護師を見つけました。こどもの成長発達を学ぶことができたり、家族の方と一緒に成長を喜んだりする楽しみも見出せて、助産師としての知識の幅も広がったように思います。プライベートでも子供のお迎えや習い事を応援することができています。」
夫の転勤でオンライン助産院を開業した助産師Dさん
「夫の転勤は2〜3年ごと。最初は転勤族であることを伝えて、パートでクリニック勤務したり、臨時の市の職員で乳幼児健診に入ったりしていました。でも慣れた頃に転勤になって、ご迷惑をかけてしまったり、転勤のたびに仕事を探すのが大変になってきて。それで、思い切って住む場所に捉われず、どこにいてもずっと同じように仕事ができるオンライン助産院を開業することに決めました。最初はなかなか収益に繋がらず大変でしたが、オンラインで講座を開いたり、ママたちの相談に乗ったりと全国のママたちと繋がれてとても楽しくやりがいがあります。」
今すぐ辞めなくてもいい
「転職を考える=今すぐ辞めなければならない」と思い込む必要はありません。まずは情報収集から始めて、自分に合った働き方は何か、どんな働き方をしたいか模索することが大切です。実際に、多くの助産師が「いざという時の選択肢」として情報収集を行っています。転職エージェントへの相談も、「今すぐ転職したい」という人ばかりではなく、「将来のために選択肢を知りたい」という人が多いのが実情です。
情報を知っておくことで、心に余裕ができる
「選択肢がある」と知っているだけで、今の職場でのストレスも軽減されます。「いざとなったら他の働き方もある」という安心感は、心の支えになるでしょう。
働き方について相談してみませんか?
・「今すぐ転職するつもりはないけど、将来の選択肢を知りたい。」
・「ライフイベントに備えて、どんな働き方があるか相談したい。」
・「今の不安を整理して、具体的な解決策を見つけたい。」
・「助産師としてもっとスキルアップできる職場を探している。」
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相談したからといって、必ず転職しなければならないわけではありません。「話を聞くだけ」でも大丈夫。同じような悩みを経験した助産師だからこそ、安心して何でも相談できます。
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