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助産師としてどう生きる?|中途・転職・復職…“私の道”を見つけるヒント

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SUMMARY
この記事でわかること
「今の職場、つらい…でも辞めていいのかな?」「もう一度、助産師として働きたいけど戻れるかな?」 結婚や出産、家庭の都合、職場での人間関係や体調の変化など私たち助産師のキャリアは、人生の変化に大きく左右されます。 この記事では、現役助産師はもちろんブランクのある方、中途や転職を考えている方に向けて、様々な悩みや採用パターン、働き方を実例とあわせてご紹介します。
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この記事の目次
  • 1.助産師のキャリアは一本道じゃなくていい
  • 2.今いる場所が「合わない」と感じたら
  • 3.転職・復職のリアルなステップ
  • 4.実際の声|「私の道」を歩んだ助産師たち

1.助産師のキャリアは一本道じゃなくていい

助産学校や大学院を卒業し、多くの新卒助産師は総合周産期医療センターや地域周産期医療センターなど大きな病院の中にある産婦人科に就職しています。研修が充実しており、ハイリスク症例を多く扱う場所であるため、まずはそこで3年、5年と経験を積む覚悟を決めて就職する人も多いことでしょう。しかし、実際に就職してみると希望の診療科に配属されなかったり人間関係や理想と現実のギャップで早期退職を選択する人も少なくありません。そのような先輩や同期の姿をみて自分はこのままでいいのか、今後どうしていきたいのかと考える機会が多くあると思います。

助産師のキャリアは、実はとても多様です。
大学病院や総合病院だけでなく、クリニック、助産院、産後ケア、保健センター、訪問指導、教育・研究など…現在では一般企業の中で助産師が資格を活かして働いている場合もあります。
一度現場を離れたとしても、また戻れるチャンスは十分にあります。

「中途採用」ってネガティブじゃない!

たとえ途中で職場を変えたとしても、それは「逃げ」ではありません。 今までの職場で得た経験や気づきが、新しい場所での自分を支えてくれます。

例:「忙しい総合病院から助産院へ転職。妊婦さん一人ひとりにゆっくり時間をかけて妊婦健診や産後ケアができるようになった」

「ブランクあり」も強みになる

育児や介護、家庭の都合で現場を離れていたとしても、それは貴重な人生経験です。
当事者としての体験や視点は、妊産婦とのコミュニケーションに深みを与えてくれます。

例:「育児で10年離れて復職。現場を離れていても自分の妊娠出産や育児経験が共感力やちょっとしたアドバイスにつながった」

2.今いる場所が「合わない」と感じたら

「なんとなくモヤモヤしている」「毎日つらい気持ちで職場に向かっている」 そんなとき、まずは自分の気持ちに正直になってみてください。

退職=失敗や負けではありません。退職や転職は「自分を守るための選択肢」のひとつです。自分にとって無理のない働き方を見つけることは、心と体の健康を守ることにもつながります。

  • 無理なく続けられる勤務体制か
  • 人間関係は良好で、困ったときに相談しやすい環境か
  • 自分の強みや得意なことが活かせる場なのか
  • 勤務に見合った報酬や福利厚生が得られているか

こういった視点で職場を見直すことは、将来の後悔を防ぐ第一歩になります。中でも特にあなたが職場に求める大事なポイントは何かを考えてみましょう。


自分を見つめてみる

一時的な感情に任せて転職や退職をすることはあまりおすすめできません。

転職や退職する理由や、自分が大事にしたい価値観や働き方の軸を明確にしておかなければ、同じ理由での転職や退職を繰り返す可能性があるからです。

いったん立ち止まって、自分が大切にしたい価値観や働き方を見つめ直してみましょう。

  • 分娩介助・乳房ケア・保健指導など助産師として好きな分野は?
  • どんなときにやりがいを感じる?
  • どんな働き方が心地よい?
  • 今の職場で気になっていること、辛いと感じることは何?
  • どうなったらその気持ちが軽減される?

書き出してみることで、自分が大事にしたい価値観や働き方に気づけることができます。その結果が全て転職ではなく、勤務条件の変更や部署異動である場合もあるかもしれません。


3.転職・復職のリアルなステップ

転職や復職を考えたとき、「何から始めたらいいの?」「働いて子育てしながらの転職活動は不安だ」と悩む方も多いかもしれません。
ここでは、実際に動き出すときのポイントをお伝えします。

①情報収集をする

求人票だけでなく、職場の口コミも大切です。 また、ハローワークや専門の転職支援サービス、地域の医療人材支援センターなども活用できます。

②スキルや知識のアップデート

ブランクがあり知識やケア技術に不安がある場合は、研修やeラーニングで最新の知識を学び直しましょう。「不安をなくす」ことが、復職への自信の一歩になります。

③周囲に相談する

同じ経験をした人の声は、何よりの支えになります。
転職や復職を経験した同僚や先輩助産師がいるのであれば相談してみるのもよいかもしれません。

 助産師専門のキャリア相談サービスじょさんしcareerでは、一般的な看護師の転職サイトと違い、助産師の仕事をいちばん理解している助産師に相談ができます。助産師ならではの悩みや不安に共感でき、悩みに寄り添いつつも客観的な視点でアドバイスをもらうことができます。また無理に転職を勧められることはありませんので”相談だけ”でも活用することができます。

またじょさんしcareerにはクチコミサイトがあり、過去5年以内にその職場で実際に働いていた助産師からの職場のクチコミを確認することができます。たとえば求人票には載っていない、「分娩スタイル」や「夜勤の人数」、「母乳育児推奨かどうか」といった助産師ならではの気になる情報もクチコミで確認することができます。さらにワークライフバランスや給与、福利厚生、待遇面も実際にそこで働いている助産師から最新情報を確認することができるため、自分の理想とする働き方が叶えられるのか情報を収集し検討することが可能です。

じょさんしcareerは、助産師のみなさんの将来への不安が少しでも軽くなり、全ての助産師が後悔しない職場選びを実現できることを目指しています。

じょさんしcareerのホームページ 詳細はここからアクセス!

4.実際の声|「私の道」を歩んだ助産師たち

● 総合病院からクリニックへ

「助産師1年目、総合病院の地域周産期医療センターに就職しました。とても勉強になる環境ではあったけど、人間関係がギスギスしていて小さな業務の相談さえしにくい環境で、気付けば毎朝涙が止まらなくなり、休職しました。分娩介助経験はなく産後健診もしたことがない。そのような状況で助産師に戻るのが恐くて医療とは関係のないバイトをしたこともありました。でもやっぱり助産師の仕事がしたいと思い転職を決意。この経験の少なさと適応障害で休職した経緯を理解した上でも産婦人科クリニックで採用してもらうことができました。毎日先輩助産師や看護師がつきっきりで丁寧に教えてくれて、メンタルのことを知っていた先生はまめに声をかけてくれました。そのおかげで1年で外来も分娩もこなせるようになり、助産師外来や母乳外来も任せてもらえるようになりました。幅広い分野の勉強をしなければならない大変さはあったけど、やりがいを強く感じられて今では楽しく助産師を続けられています。」

● 出産を経て復職

「出産・育児で現場を7年離れました。最初は不安でいっぱいだったけど、まわりの助産師さんが本当にあたたかく迎えてくれました。子どもの急な体調不良で早退せざるを得ないときも、嫌な顔1つせず早く迎えにいってあげてとフォローしてくれます。医療の知識はどんどん変わっていくため毎日新しい学びがあり、ついていくことに必死でしたが、不思議とつらいという気持ちにはなりませんでした。自分が妊娠出産や育児を経験したことで、今までなんで声をかけたらいいのか分からなかった妊婦さんや産後のママたちの悩みや質問にも答えられるようになりました。
休んだことは決してマイナスじゃなく自分の助産師人生において大きなプラスになったと今は思います。」

●フリーになる選択肢

「総合病院の産婦人科で助産師として働いていましたが、妊娠出産のために育児休暇をとりました。復職後は家庭の事情で今までのように夜勤ありの働き方は難しかったため、職場に相談をして夜勤のない外来に配属してもらいました。たしかに夜勤のない希望していた働き方にはなりましたが手取りは減り、子どもの行事や急病で休むとさらに減給で正直厳しかったです。そんな中フリーで働いている学生時代の助産師仲間と話す機会があり、思い切ってフリーになる道を選びました。今はずっとやりたいと思っていた訪問型の産後ケアを中心に、地域の乳児健診、オンラインでの妊産婦相談のお仕事をしながら助産師を続けています。手取りは前よりも増えたのに、休みは自由に調整できて子どもとの時間を大事にした働き方が実現できました。」


助産師という仕事は、母と子の2つの命のそばに寄り添う特別な仕事です。でもそれだけに、その責任の重さに心や体が疲れてしまうこともあります。悩んだり、立ち止まったり、道に迷うことは、決して悪いことではありません。むしろそのような自分に気付き、客観的に向き合おうとしているということは、もうすでに次の一歩へ向かっている証です。

自分の好きな助産師の仕事を、望むような働き方で続けていくために、まずは「自分がどうありたいか」を見つめ直すことがとても大切です。どんな働き方が心地よくて、どんなケアをしているときに幸せを感じるのか、そんな気づきを大切にしながら、あなたらしい「助産師としての私の道」を歩んでいってほしいと思います。

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